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「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」&「にょろーんちゅるやさん」キャストインタビュー
2月13日よりネット配信予定の新作アニメ『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』『にょろーんちゅるやさん』。
こちらのアニメの3回目のアフレコ終了後、出演者の皆さんに、作品について語って頂きました!
『涼宮ハルヒの憂鬱』のキャラクターが大胆にアレンジされている『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』に出演した
皆さんの心境はいかに?
●今回のインタビューに参加してくれた方々●
平野綾さん(涼宮ハルヒ役)/茅原実里さん(長門有希役)/後藤邑子さん(朝比奈みくる役)/
桑谷夏子さん(朝倉涼子/あちゃくら役)/ 松岡由貴さん(鶴屋さん/ちゅるやさん役)/白石稔さん(谷口/喜緑さん役)/小野大輔さん(古泉一樹役)/杉田智和さん(キョン役)


――『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』でキャラクターを演じられての感想は?
平野 「ハルヒのことだから、きっとみんなが驚くような面白いことをやってくれるに違いない!」と思っていたんですけど、実際『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』は、自分の想像をはるかに超えていて驚きました。オープニングもストーリーの内容も面白いですし、アフレコもこれからもっともっと面白くなっていく予感がするので、やる気いっぱいです。  でも特に『ちゅるやさん』のほうは、今まで演じてきた涼宮ハルヒではなく、新しい役に出会ったような感覚で1から役作りし直しなんですけど、皆さんに楽しんで頂けるように頑張っています。
茅原 『ハルヒちゃん』も『ちゅるやさん』も、原作を読んだらとてもギャグが面白かったんです。でも演じるにあたって『涼宮ハルヒの憂鬱』で作ってきた長門有希というキャラクターを、『ハルヒちゃん』と『ちゅるやさん』の中でどこまで崩してどこまで守ったらいいのか悩みましたが、アフレコが始まったら「SOS団のみんなもいるし、作品の雰囲気に乗っかって自分も楽しめばいいや」と思い直し、楽しみながらアフレコに参加させて頂いてます。
後藤 私も『ハルヒちゃん』では、原作のみくるをどこまで残したらいいのか悩みました。どうしても頭身の低い絵につられて声まで変わってしまうので、現在バランスを取りつつ演技のすり合わせをしているところですが、まわりのみんながもうキャラを完成させているのを横目で見て焦っています。  一方『ちゅるやさん』のみくるは、もう原作のみくるのかけらもないですね(笑)。
松岡 いいよ「後藤邑子」で(笑)。
後藤 ありがとうございます(笑)。ちゅるやさんもこう言ってくれたことですし、ディレクターにも「これはみくるじゃなくて後藤だよね」と言われたけどそれでOKだったので(笑)、今後は自分と原作のみくると『ちゅるやさん』版のみくるをあわせ、総合力で闘っていきたいと思います(笑)。
桑谷 私は朝倉涼子役といっても、本編の朝倉涼子はもう出てこないんですよね(笑)。第1話に朝倉涼子という名のものが一瞬出てくるんですけどやはり別物で、監督さんや音響監督さんからも「全然違うものだと思って」と言われました。ですから『ハルヒちゃん』のかわいらしい絵にあったお芝居ができれば、また『ちゅるやさん』ではかわいいプラス悲しそうな顔にあうお芝居ができればと思っています。それでいて朝倉涼子から離れると朝倉涼子じゃなくなってしまうという途方のない作業なんですが、楽しんでやっているので、この楽しさが伝わってほしいですね。
松岡 以前から私は「『にょろーん』と言って」とよく言われていて「何のことだろう」と思っていたんですが、「これのことだったのか」と、やっとわかりました(笑)。 『ハルヒちゃん』のほうには鶴屋さんはあまり出てこないんですけど、いきなり着ぐるみで出てきてボケ倒していたので、原作の鶴屋さんの元気な感じを残しつつやっております。けれど『ちゅるやさん』のほうは、また完全に違う生き物として(笑)。
後藤 生き物(笑)。
松岡 なんとなくみんなから、人として認識されていない感じが伝わってくるので、違う生き物としてとらえてます(笑)。  難しいのは「にょろーん」というセリフがずっと続いているので、「この子なりに、いろんな気持ちのいろんな『にょろーん』があるんだろうな」と思い、それぞれ考えながら「にょろーん」と発しております。『にょろーんちゅるやさん』はタイトルに名前が入っていますしある意味主役?(笑)になるので、すごく嬉しいです。
小野 人間じゃないけど(笑)。
白石 僕は谷口と喜緑さん役ですが、まだ自分の役の声を発しておりません(笑)。今日は別キャラ役で出ていました(笑)。これから皆さんの出している空気を感じて足を引っ張らないように、自分の役が来た時は、ちゃんと皆さんを盛り上げられるように頑張りたいと思います。
茅原 今日、盛り上げ足りなかったよね?
白石 すみませんでした!(笑) 外で宣伝して回っておりますので(笑)。
後藤 それが仕事じゃないでしょう(笑)。
白石 ともかく『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』は、今まで見たことのないような楽しい番組なので頑張りたいと思います(笑)。
小野 こう見えて僕はギャグが大好きなんです、みんな意外に思うかも知れませんが(笑)。
松岡 いえ、想像通りですが(笑)。
小野 『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』両方ともギャグアニメなので、僕もテンションが上がっております。古泉という役は、前にも言ったことがありますけど引き算で作っているキャラだったんですが、今回は自分から笑いに関わっていけるというか仕掛けていけるので、楽しく演じてます。  でもギャグがシュールなだけで終わらないようにするにはツッコミが大事じゃないかと思っているので、前シリーズと変わらず、キーパーソンはツッコミ役のキョンであると思ってます。
杉田 僕は、自分の芝居はもちろん、現場での立ち位置を理解しながら、個々人の体温差を埋めていけたらと思います。
一同 (笑)。
――この作品の見所や、お勧めのポイントはどこでしょうか?
平野 本編のハルヒを演じている時にもセリフのテンポが速いなあ・・・と思ってはいたんですけど、『ハルヒちゃん』は特にギャグアニメで、さらにあり得ないくらいのスピードでシーンが展開しているので、最初は芝居が追いつかなくて大変でした。でも見てくださる方に方たちにはベストな間になっていて、そこが面白いんじゃないかなと思います。  あと『ハルヒちゃん』も『ちゅるやさん』も、今までになかった絵柄のアニメですね。特に『ちゅるやさん』はなんと言えばいいんだろう(笑)、絵のタッチが面白くて……。
白石 平面体(笑)。
平野 そう、ペラペラしてそうな感じの絵がいいなあと思います(笑)。
茅原 今までの『ハルヒ』の世界とは違う長門とあちゃくらさんとのからみがあったり、有希がギャルゲーオタクであったりと、私には受け入れがたく「嘘でしょう?」と言いたくなるような面白さがありますね(笑)。原作小説などにない設定が一杯あって、お勧めポイントだらけです。
後藤 『ハルヒちゃん』は、確かに『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じキャラクターが出ているんだけど、『ハルヒ』のギャグっぽい面や賑やかな部分だけを抽出して煮詰めたような感じですね。本編と似通っているキャラとかけ離れたキャラが混在していて、あちゃくらなどは特に面白いキャラになりましたね。新たな風を吹き込んでくれるキャラになると思います。ハルヒの無茶振りとキョンのツッコミまくりの会話は原作よりもスピードを増しているので、短い時間少しも退屈せず中だるみせずに見られる娯楽作品じゃないかと思います。 『ちゅるやさん』は、SOS団のシュールさと、ちゅるやさんのかわいさというか切なさにすべてがかっています(笑)。全編面白くて切ないというところが妙な味になっていていいですよね、新しい楽しみ方ができるアニメではないでしょうか。
桑谷 朝倉涼子に関して言えば、今までの3回の収録だけで、原作のセリフの量を越えている気がします(笑)。ですから朝倉のファンがいたら喜んでもらえるかもしれません。  あと綾ちゃんが言った通りギャグのテンポが速いのでアフレコは大変なんですけど、見る人にとってはそこが面白いと思います。逆に『ちゅるやさん』の方はまったりしているんですけど、それがちゅるやさんの哀愁漂うキャラに合っていますね。  朝倉は『ハルヒちゃん』のほうでは長門さん大好きな子で、『ちゅるやさん』ではキョン君大好きな子になっているみたいでキャラクターが逆なんですが、そこも注目してください。
松岡 『ちゅるやさん』は原作が4コママンガなんですが、アニメを見ると2コマで落ちているような気がします(笑)。ちゅるやさんが色々提案するけど「駄目」「無理」とみんな却下されていく、まったりしているけどその点がスピーディで、ボケとツッコミ、そしてオチが1分ちょっとの間に詰まっているので、短いけどとても満足感のあるコメディになっています。その中に、ほんわかしたりきゅんとしりするシーンがちょこちょこおり混ざっています。 『ハルヒちゃん』の方は、キャストのみんなが兼ね役でいろいろなキャラをやっています。今日私はメイド長でした(笑)。
後藤 何をやっていたのかわりませんが『メイドロワイヤル』で(笑)。
松岡 すぐ死んでしまいましたが(笑)。そのように裏で色んなことをしかけているので、ひとつひとつ探してみると面白いんじゃないかなと思います。
白石 『ハルヒちゃん』は、尺的には短いんですが息もつかせぬ、猛スピードで走って高くジャンプして着地するような波のある作品です。録っている最中も面白いなあと思っていました。 『ちゅるやさん』は、ちゅるやさん以外のキャラの鋭さというか冷たさの中に、ちゅるやさんの柔らかさ、はかなさが一緒になっている感じが楽しいです。
小野 意外に思われるかも知れないですけど、僕はギャグが好きなので(笑)。
松岡 おっ!天丼か?(笑)
小野 そういう意味では『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』はテンポが絶妙だなと思います。特に『ちゅるやさん』は、テンポが早い早いと思っていたらぱっと間が入って、そこで思わず笑っちゃうんですよね。だからギャグ好きの僕としては、テンポと間を楽しんでほしいと思います。
杉田 この作品についていくつかキーワードを列挙すると、"公式が病気"、"だがそれがいい"、"ググれ"以上です。
一同 素晴らしい!(笑)
――個人的に気に入っているシーンやキャラクターなどはありますか?
平野 『ちゅるやさん』の第1話に出てくるみくるちゃん……(笑)。
後藤 みくるちゃんというか後藤ですが(笑)。
平野 はい、邑子さんが好きです(笑)。
茅原 『ちゅるやさん』の見所は、私の中ではキョンなんです。『ちゅるやさん』のキョンは、セリフが一言でも面白い。一話からキャラがすごい確立されていたので、キョンのセリフを着ボイスにしたいくらいです(笑)。
後藤 私も『ちゅるやさん』のキョンですね。第1話からぶれずにいきなりキャラを確立させている、思い切りの良さがいいです。最近古泉もキャラを確立させそうで、私が置いていかれそうだと思っているので、これから追いつきたいと思います。
桑谷 『ハルヒちゃん』で有希がやっていたのって、エロゲーでいいのかな?
白石 せめて"ギャルゲー"と言いましょう(笑)。
後藤 "PCゲーム"とか(笑)。
桑谷 あんなに本が好きな子だったのに、家がゲームに侵食されて、どんどん本棚がゲームに埋もれている有希とか(笑)、そういうちょっと意外な設定が出てくるところが好きです。
松岡 だっこバッグに入っていたあちゃくらが好きです(笑)。赤ちゃんグッズを与えられてぶつぶつ文句をいいながら楽しんでいたあちゃくらを見ていて、私も「あちゃくらが欲しい」と思いました(笑)。
白石 僕も原作を見た時から、あちゃくらの"ひとりメリーゴーランド"がすごく好きだったんですけど、今日の収録で実際に見て聞いて、より好きになりました(笑)。でも僕は着ボイスにするなら、ゴットゥー様の「ググれ」がいいと思います(笑)。
後藤 何を着信した時に鳴らせばいいんだろう?(笑)
小野 僕もあちゃくらのテンションが好きですね、ギャグが好きなので(笑)。絵を見て試行錯誤しながら演技を組み立てている桑谷夏子さんを見るのが楽しかったです。
桑谷 私があっぷあっぷになっているのが楽しいんでしょう?(笑)
小野 うん、楽しくてしょうがない(笑)。
桑谷 絶対そうだと思ったんだよ!(笑)。
杉田 僕もあちゃくらが欲しいです。しかし松岡さんが発言するのと僕が発言するのとでは、どうしてこんなに差があるのでしょう? 何となく答えはわかっていますが、言いません。
――皆さんありがとうございました!


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